『スプラトゥーン』が出た頃は、あのイカ文字みたいな要素にまだ新鮮みがあったけど、最近は猫も杓子も異世界文字を使うようになってしまった。
架空の未知の文字を使う事には大きく二つの効果がある。
(a) 異世界っぽさの演出
(b) ローカライズの省力化
元々『スプラトゥーン』は現代の人間社会との分断(その中の奇妙な類似性)を中心的に描いてるから、(a) の要素として自然だった。それに対して『どうぶつの森』は異世界感を強調したいわけではないから (b) の事情を強く感じてしまう。
テレビアニメで例を挙げると、最初期の『ポケモン』は確か画面内に日本語を描いている所があったが、海外展開の手間を考えて未知の文字を使うようになったと認識してる。ポケモンは通貨に〈円〉を使うような「身近さ」が当初の狙いだったような気がするけど、異世界っぽく描いてもまあイケるかなという感じ。
『ヒミツのここたま』は日本語を表示してる。お陰で普通の日本の街だと思える。海外向けにはどう処理してるんだろう。差し替えるのか、そのままにしてるのか。
例えば漫画の『魔法陣グルグル』みたいなのは専ら異世界感の演出が目的で、海外展開を想定したとかいう話ではない。
『ティニピン』のアニメは世界設定をどう感じてほしいのか分からんけど、少なくとも日本で放映されている物を見ると、人間たちは未知の文字を使っている。仮にこれをハングルで作っていると悩ましい要素になる。
(ティニピンがどうしてるかはさておき、あり得る方法として、自国内向けにはハングルの映像を放送し、海外各国向けには創作文字による共通の映像を作っておくという手が考えられる。立体コンピューターグラフィックスなので差し替えやすいな。)